マイクロスコープを使った歯科治療は完全な物ではない!?

これまでの歯科治療の方針と現在の考え方

歯科で行う治療というと、一般的には虫歯や歯周病といったものが主軸になりますが、以前の歯科治療は虫歯は早めに削る事が基本でした。

早めに虫歯を治療する事で、確かに悪化をする事は防げるのですが、治療に必要でも、1度歯を削ってしまうと削った歯は治療をしていても虫歯になりやすくなったり、強度という面で弱くなる傾向があります。

現在の歯科治療では、虫歯がごく軽度の時には、定期的な経過観察と自宅での歯磨きによって、出来るだけ治療の開始を遅らせるような考え方が一般的になっています。もちろん、痛みがある場合や既に神経に達しているような場合は早急な治療が必要になります。

マイクロスコープは歯科治療を飛躍的に向上させる!

これまでの歯科治療は、虫歯に対してできるだけ広範囲で削って再発や取り残しをないようにしたり、重度の虫歯の治療で、神経を抜いた後の根管治療も医師の勘や経験に頼る部分が基本となっていました。

現在の歯科治療の現場ではマイクロスコープを歯科治療に使用している歯科医師も多くなってきているので、虫歯の治療においても、削る部分を最小限に軽減する事も可能になりましたし、根管治療においても細部にわたっての観察が可能になった事で、治療効果が格段に飛躍したといえます。

医療器具だけでなく医師の経験と技術が重要!

マイクロスコープを使用する事で、確かに歯科治療は飛躍的に向上したと考えられますが、やはり最後に頼る部分は歯科医師の経験や技術といった部分が重要になります。これは、外科医師と同じ感覚だと思いますが、歯科医師も多くの患者を診察して治療を行う事で経験を積んでいきます。

経験を重ねて技術を身に付けていき、これまでは勘に頼っていた部分を高度な医療機器に頼る事で更に治療効果を上げることが可能になります。

歯の神経の入っている管を根管といい、その部分を可及的に無菌状態にし、体に害のない材料で充填する治療を根管治療といいます